Technology
紫色にならない
従来使われていたUV LEDでは波長が長く、紫色の光が蛍光をマスキングしてしまう問題がありました。
私たちは使用する LEDの波長を従来より短いもの(365nm)に置き換え、蛍光その物の色を観察できるようにしました。
可視光がすくない
365nmのLEDを採用することで紫色にならないUVライトを開発することができましたが、365nmのLEDも可視光(白色光)が含まれるという課題がありました。この可視光は蛍光観察の妨げとなります。
そのため、可視光を通しにくく、紫外線を透過しやすい、特殊ガラスを出力窓に組み込むことで可視光を減らし、性能を向上しています。
左右どちらのUVライトも点灯状態です。蛍光を放たない黒い布に照射をすると、左のフィルタを組み込んでいないライトは白い光が多く、右のフィルタを組み込んだライトは白い光が少ないことが分かります。
波長が短い
長波(365nm)だけではなく、短波(275nm)のUVライトも開発しています。長波のUVライトでは蛍光しない鉱石を蛍光させることが可能となりました。